ごあいさつ
幹事長 小松登希男
本日は、岡谷合唱団第44回定期演奏会にお越しいただきまして、誠にありがとうございます。
関屋晋先生を常任指揮者にお迎えしてはや16年が経ちました。この間、さまざまな作品を演奏し、またご紹介してまいりましたが、今年はブラームス没後100年にあたりますので、メモリアル・プログラムとしてドイツ・レクイエムを取り上げました。このドイツ・レクイエムは岡谷合唱団44年の歩みの中でも大変関わり深く、昭和44年に初めて手掛けてから約10年間にわたってコンクールの自由曲として取り上げ、全国大会で上位入賞も果たしました。そんな折ウィーンの音楽家の耳に留まり、ウィーン楽友協会ホールと長野県民文化会館との姉妹提携の橋渡しとして、ウィーン演奏旅行が実現しました。当時、岡谷合唱団に在籍した者にとって、忘れ難い作品です。
本日はそんな深い思いを抱くOB.OGの皆さんと、この機会に是非岡谷でドイツ・レクイエムを、と参加してくださったコーラス仲間の皆さんと共々の演奏です。
また「日本叙情歌曲集」(林光編)は、私たちの心のふるさとです。思い出深い懐かしい日々へと皆様をいざなうことがでましたら幸甚に存じます。どうぞ最後までごゆっくりお聴きくださり、忌憚のないご高評を賜りますようお願い申し上げます。
尚、本日の演奏を合唱団創立者の一人、故増沢克彦兄(本年10月4日没)の霊に謹んで捧げます。
OB.OGの想い
岡谷合唱団友の会会長 清水 洋一
第44回定期演奏会、おめでとうございます。
約半世紀に渡り連綿と続いてきた合唱団にかつて在籍したことを誇りに思います。岡谷合唱団がさらに末長く活躍し続けることを望むと共にOB.OGとしては、最良で暖かい聴衆であり続けたいと願っています。今回、何度目かのOB.OGも参加できる場を設けていただき感謝するとともに、共に歌える喜びを感じております。
さらに長く音楽活動を続けるためには初心に帰り、愛される市民合唱団として活躍することを期待します。それには良い音楽を作り上げることは勿論ですが、音楽を愛する人ならば誰でも受け入れる懐の深さをもち続けてください。
本日は現役の皆さんの足を引っ張らないよう(無理かな)精一杯歌い、そして聴かせていただきます。